ポテンツァで肝斑が悪化するって本当?効果・回数・ダウンタイム・デメリットまで徹底解説

ポテンツァを使った肝斑治療について調べると「効果がある」という情報と「悪化するリスクがある」という相反する情報を目にする機会があるでしょう。
肝斑は30〜50代の女性に多く見られる肌トラブルで、適切な治療で改善を目指せます。
※参照:J-Stage「しみのメカニズムから治療まで」
結論から言うと、ポテンツァは正しく使用すれば肝斑の改善に効果が期待できる治療法です。
そこで本記事では、ポテンツァの肝斑治療における効果や適切な治療回数・ダウンタイムなどを皮膚科医が詳しく解説します。
最適な治療法を選んで肝斑を改善したいという方は、ぜひ最後までご覧ください。
ポテンツァの詳しい解説は、以下の記事をご覧ください。
>>ポテンツァとは?効果・痛み対策やダーマペンとの違いを皮膚科医がわかりやすく解説
「ポテンツァで肝斑が悪化する」の真相を解説
ポテンツァで肝斑が悪化するのは、適切な施術方法が行われない場合に起こり得る現象です。

そもそも肝斑は、「メラノサイト(色素細胞)の過剰な活性化」が主な原因とされており、レーザーや熱エネルギーで過剰な刺激を与えると、肝斑が一時的に悪化することがあります。
※参照:日本皮膚学会「美容医療診療方針」
そのため、肝斑治療においては過剰な刺激を避け、慎重にアプローチすることが大切なのです。
また、施術後のケアも欠かせません。
紫外線対策を徹底し、肌の保湿を心がけることで、肝斑の悪化を防ぐことができます。
肝斑を悪化させず適切な治療を受けるためには、まずは専門医による診断を受け、肌状態に合わせた適切な治療プランを計画しましょう。
ポテンツァが肝斑に効果的な理由
ポテンツァが肝斑治療に効果的な理由は、従来のレーザー治療とは異なるアプローチで肝斑の根本原因に働きかけるためです。
▼ポテンツァの特徴
- マイクロニードルで真皮層にアプローチ
- 血管収縮作用による赤み・慢性炎症の改善
ポテンツァは極細のマイクロニードルを使用して、肌に開けた微細な穴から効率的に薬剤を浸透させることで、肝斑の原因となるメラノサイトに直接アプローチします。
また、肝斑は慢性的な炎症と関連していることが多く、ポテンツァの血管収縮作用によって炎症を抑制し、肝斑の悪化を防ぐのにも役立ちます。

ポテンツァのRF熱エネルギーにはコラーゲン生成を促進する効果もあり、肌質の全体的な改善にも期待できます。
その他の肌悩みへの効果
ポテンツァは肝斑だけでなく、以下のような幅広い肌悩みに対応できる美容施術です。
アプローチする肌悩み | 特徴 |
シワ | シワ治療では以下のチップを使用。 ・ダイヤモンドチップ:表皮への刺激を最小限に抑えながら真皮層にアプローチ ・CPチップ:より深い層のシワにアプローチ |
たるみ | たるみ治療ではダイヤモンドチップを使用。 ⇒バイポーラとモノポーラの2種類の高周波を照射することで、フェイスラインや頬・顎下のリストアップに効果的。 |
ニキビ跡・クレーター・毛穴の開き | ニキビ跡治療ではCPチップを使用。 ⇒マックームやジュベルックなどの薬剤と組み合わせることで、肌の再生を促進し、凹凸を改善する。 |
このように、ポテンツァは使用するチップや薬剤を変えることで、肝斑以外の多様な肌トラブルにも対応可能です。
当院では、経験豊富な医師によるカウンセリングを実施しており、お客様の肌状態に合わせた最適な治療プランをご提案しています。
自分の肌悩みに合った施術や薬剤を知りたい方は、まずは気軽にご相談ください。
ポテンツァの肝斑治療は何回必要?回数・間隔・持続期間の目安
ポテンツァによる肝斑治療は、一度の施術で劇的に改善するものではなく、段階的に効果を高めていく治療法です。
肌の深層にあるメラノサイトに働きかけ、メラニン生成を徐々に抑制していくため、複数回の施術が必要となります。
施術回数 | 期待できる効果 |
1回目 | 肌のトーンアップ、ハリ感の向上、赤みの軽減 |
2~3回目 | メラニン生成の抑制、肌質の改善 |
4~5回目 | 色素沈着の改善、肝斑の改善 |
5回目以上 | 肝斑予防、肌質の根本的な改善 |
肝斑の状態や肌質、年齢、生活習慣などによって個人差はありますが、一般的に3~4週間に1回のペースで、合計3~5回の施術が推奨されています。
これは、肌のターンオーバー(※)に合わせた間隔であり、効率的に効果を得るための最適な頻度とされているためです。
※ターンオーバー:肌の生まれ変わりのサイクルのこと、通常28日程度。
また、効果は一般的に6ヶ月~1年程度持続すると言われており、日常的な紫外線対策や適切な生活習慣なども影響します。
肝斑は慢性的な色素沈着なため、短期間での解消は難しいですが、着実な改善を目指すのであれば、専門医による肌診断のもと適切な治療プランを立てましょう。
ポテンツァの肝斑治療のダウンタイムやデメリット
ポテンツァは、従来の肝斑治療と比較してダウンタイムが比較的少ない治療法として注目されています。

※効果には個人差があります。
しかし、どんな美容医療にも一定のリスクや副作用が伴う可能性があり、ポテンツァでは以下のような症状が生じる場合があります。
- 施術直後~数時間:赤み、熱感、軽度の腫れ
- 1~2日目:赤みが徐々に落ち着く、乾燥感
- 3~7日目:かさつき、軽度のざらつき感
これらの症状は1週間程度で、自然に解消される場合がほとんどです。
しかし、肝斑治療において注意すべき副作用の1つは色素沈着で、施術後の紫外線対策不足や過度な出力によって生じやすくなります。

副作用で肝斑が一時的に悪化することもありますが、2~3週間程度で落ち着くことがほとんどです。
ポテンツァのダウンタイムについて、詳しい解説をご覧になりたい方はこちら
>>ポテンツァ治療のダウンタイムは何日くらい?経過と注意点を詳しく解説!
ポテンツァの肝斑治療の費用と使用チップの違い
ポテンツァによる肝斑治療の費用は、使用するチップや薬剤の種類によって異なります。

コース | 料金(税込) | 特徴 |
肝斑コース | 約70,000円~88,000円 | Sチップ使用、専用の出力設定 |
ドラッグデリバリーコース | 約77,000円~85,000円 | CPチップ使用、薬剤選択可能 |
※参照:YouTube
肝斑治療のために設計されたSチップは、メラノサイトの過剰活性化を抑えつつ、色素沈着や白斑などのリスクを最小限に抑える特性を持っています。
また、肝斑だけでなく他の肌悩みの改善も目指したい場合には、症状に合わせて薬剤が選べるドラックデリバリーコースがおすすめです。
当院では、痛みの軽減や薬剤の使用量などにこだわって施術をご提供していますので、以下から施術の詳細を確認してみてください。
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ポテンツァ(Sチップ)による肝斑治療は、正しい施術方法で行うことで効果的な改善が期待できる治療法です。
この記事では、ポテンツァの肝斑治療における効果や仕組み、必要な回数やダウンタイム、そして肝斑が悪化するリスクとその対策について詳しく解説してきました。
ポテンツァによる肝斑治療の効果を最大限に引き出すためには、専門医による肌診断や肌状態に合わせた治療計画が重要です。
当院では肝斑をはじめとする様々な肌トラブルに対して、豊富な症例経験と専門知識を持った医師による診断とお一人お一人の肌状態に合わせた治療をご提案しています。
自分の肌状態に合った治療方法で肝斑を改善させ、透明感のある肌を取り戻したい方は、ぜひキュウエンクリニックのオンライン診断でご相談ください。
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