ゼオスキンの皮むけはいつまで続く？やめたほうがいい？対処法を医師が解説

ゼオスキンは高濃度の有効成分を配合している、ドクターズコスメです。

その効果の裏側には「皮むけ」という副反応が伴うことでも知られているため、使用に迷う方もいるでしょう。

一般的に皮むけは約4～6週間起こりますが、個人差があるほか正しい使用方法や対処法を実践することで様々な肌悩みへの効果が期待できます。

本記事ではゼオスキンによる皮むけの仕組みや期間・対処法について、皮膚科医の見解を交えて詳しく解説。

最後まで読めば、自分の肌に合った製品や治療法を見つけられるでしょう。

ゼオスキンで皮むけする理由

レチノールで皮むけが起こる主な理由は、ビタミンa反応（a反応）と呼ばれる現象です。

ゼオスキンの成分には肌の再生を促進するレチノールが配合されており、肌のターンオーバーを加速させます。

このターンオーバーの促進過程で、一時的に起こる皮むけや乾燥・赤みがa反応です。

a反応はビタミンaが不足している肌に急激にレチノールを補給することで起こります。

肌がレチノールに慣れていない場合、細胞がビタミンaを受け取る「レセプター」が不足していることが多く、過剰な刺激となって炎症を引き起こすのです。

なかでも「セラピューティックプログラム」は、赤みや皮むけを引き起こしやすい治療となります。

セラピューティックプログラムとは、トレチノインを含む製品を使用した肌質改善プログラム。

トレチノインはビタミンa誘導体の一つで、肌のターンオーバーを促しシミやしわの改善が期待できる成分です。

 

0.05％トレチノインエモリエントクリーム（Renova、Retinova）が細かいしわや肌荒れを軽減し、表皮の肥厚、顆粒層の厚さの増加などの組織学的変化を引き起こしました。 引用（日本語訳）：B A Gilchrest「Treatment of photodamage with topical tretinoin: an overview」

ただし個人差があり肌質や使用する製品の濃度・使用頻度によって症状の現れ方が異なり、なかには反応が出ない方もいます。

a反応は一時的な現象であり、適切なケアを行えば徐々におさまっていくことがほとんどです。

むしろこの反応は肌が、レチノールを受け入れ始めている証拠とも言えます。

正しくケアを続けることで、レチノールの本来の以下のような効果も期待できるでしょう。

皮むけしたからと自身で使用中止を判断するのではなく、まずは医師に相談することをおすすめします。

皮むけのピークは？いつまで続く？

個人差があるため断言はできませんが、2～3日ごろから皮むけが始まり約4～6週間ほど続きます。

特に2～3週間ごろにピークを迎えることが多いです。

セラピューティックプログラムは「反応期」「耐久期」「完成期」の3段階の過程を経て美肌へと導きます。

「反応期」と呼ばれる最初の4～6週間は、ターンオーバーを促すため皮むけが激しくなるでしょう。

ただし反応期を過ぎると、徐々に落ち着くケースが多いため不安に感じすぎる必要はありません。

【当院医師が解説】皮むけの対処法4選

 

ゼオスキンによる皮むけの対処法を4つ紹介します。

ゼオスキン使用中、皮がむけたからと必要以上に不安にならず適切な対応が重要です。

日常生活で気を付けるポイントもいくつかあるので、使用前にチェックしてみてください。

ゼオスキンの使用量を変更する

ゼオスキンによる皮むけが気になる場合は、まず使用量の変更をおすすめします。

例えば毎日使用していた場合は隔日に変更したり、塗布量を半分に減らしたりすることで、肌への負担を軽減できるでしょう。

また使用頻度を徐々に増やしていくことで、肌を段階的に慣らしていくこともできます。

ゼオスキンはドクターズコスメであるため、副反応や使用量について不安がある場合は、医師に相談可能です。

医師のアドバイスを受けることで、自分の肌に合った使用方法を見つけることができます。

キュウエンクリニックではWeb受付やLINEなどを通じてオンライン相談を行っており、忙しい方や遠方にお住まいの方でも気軽に診療可能です。

皮むけなどの副反応が続く場合や使用方法に不安がある場合は、ためらわずにお気軽にご相談ください。

 

むけた皮は剝がさない

ゼオスキンによる皮むけが起こった場合、むけた皮を無理に剥がさないようにしましょう。

皮むけ中の肌は敏感になっており無理に剥がそうとすると、肌を傷つけたり炎症を引き起こしたりする可能性があります。

また肌が傷つくことで、色素沈着を起こす恐れも。

色素沈着とは皮膚の色が濃くなることで、その原因として最も多いのはメラニン（皮膚の色素）の異常な増加です。 引用：MSDマニュアル

あまり肌に触れずに、皮むけが治まるのを待ちましょう。

保湿と紫外線対策を行う

ゼオスキンによる皮むけの対処法として、保湿と紫外線対策が重要です。

ゼオスキン製品に含まれる成分が肌に浸透する際、一時的に肌が乾燥しやすくなるため十分な保湿が欠かせません。

保湿クリームやセラムを使用して、肌の水分バランスを整えることが大切です。

ヒアルロン酸やセラミドなどの、保湿成分を含む製品を選ぶと良いでしょう。

またゼオスキン使用中は肌が敏感になっているため、紫外線によるダメージを受けやすくなるので以下の対策がおすすめです。

これらを行わないと、皮むけが悪化してしまったり効果に影響を及ぼす可能性もあるためしっかりと対策しましょう。

紫外線は波長が320～400nmのUVA波、280～320nmのUVB波、200～280nmのUVC波の３種類があります。UVA波は肌の真皮に到達し、コラーゲンやエラスチン線維を破壊させ、活性酸素を作りだし、遺伝子を傷つけたり、皮膚の免疫力を低下させ、シミやしわなど肌の老化の原因となります。 引用：一般社団法人　和歌山県薬剤師会

 

濃いメイクは避けて肌への負担を減らす

ゼオスキン皮むけ時の、濃いメイクはできるだけ避けてください。

この期間中にメイクをすると、肌の回復を妨げる可能性があるため推奨されません。

皮むけは肌が新しく生まれ変わる過程の一部であり、この時期の肌は特に敏感で傷つきやすい状態にあります。

メイクをすることで、新しく形成されつつある肌細胞に不要な刺激を与えてしまう恐れも。

また皮むけした部分にメイクが付着すると、不自然な仕上がりになったり、さらなる肌荒れを引き起こす可能性も考えられます。

もし外出時にどうしてもメイクが必要な場合は医師に相談し、ミネラルベースのファンデーションなど肌に優しい製品を使用しましょう。

皮むけしないコースはある？他のプログラムを紹介

ゼオスキンには皮むけしにくいコースもあります。

以下の製品はレチノールが高濃度で配合されているため、皮むけが心配な方は避けましょう。

皮むけが心配であれば、a反応の出にくい以下の製品がおすすめです。

おすすめアイテム	商品説明
ハイドレーティングクレンザー 6,160円 ▼商品ページ	普通～乾燥肌向けの洗顔料 ※要診察
ジェントルクレンザー 6,160円 ▼商品ページ	オールスキン向けのジェルクレンジング ※要診察
エクスフォリエーティングクレンザー 6,160円 ▼商品ページ	脂性肌・ニキビ肌向けの洗顔料 ※要診察
エクスフォリエーティングポリッシュ 9,202円 ▼商品ページ	滑らか肌へと導く角質ケアフェイススクラブ ※要診察
バランサートナー 7,040円 ▼商品ページ	理想的なpH値バランスに整える効果が期待できる化粧水 ※要診察
BSサンスクリーンSPF50 12,320円 ▼商品ページ	軽い付け心地のミネラル日焼け止め ※要診察

これらの製品を組み合わせることで、過度な皮むけや刺激を避けながらゼオスキンの効果が期待できるでしょう。

ただし個人の肌質や状態によって反応は異なるため、使用前に医師に相談を行い、自分に合ったプログラムや製品を選択することが重要です。

また使用開始後も肌の様子を注意深く観察し、必要に応じて使用量を変更するなど調整を行いましょう。

 

 

 

ゼオスキンの皮むけに関するQ＆A

以下は、ゼオスキンの皮むけに関するQ＆Aです。

治療中の医療脱毛の可否・皮むけと効果の関係など、気になる点について解説します。

適切な使用方法や、注意点を理解してからの使用しましょう。

治療期間中に医療脱毛はできますか？

治療期間中の医療脱毛は、赤みや皮むけが起きていなければ可能です。

セラピューティックプログラム中で副反応が出ているときは、1週間ほどゼオスキンの使用を中止しましょう。

判断が難しい場合は、自身で決めず医師に相談してください。

皮むけしないと効果はないですか？

ボロボロになるまで皮が剝けていなくても、反応が確認できれば効果が期待できるでしょう。

皮むけの程度には個人差があるので、体質によっては皮むけしにくい場合もあります。

全く反応が無い方は量を調節することも可能ですので、医師に相談してください。

ゼオスキンの皮むけは何日で起こりますか？

ゼオスキンの皮むけは使用から2～3日で起こるケースが多いです。

ただし個人の肌質や使用する製品の濃度によって、その時期や程度は異なります。

使用を続けていくうちに肌が慣れてくると、皮剥けの症状は徐々に軽減していくでしょう。

過度な皮剥けや赤みが続く場合は、使用を中止し、医師に相談することをおすすめします。

皮むけがひどいときは副反応を抑えたコース・他の美容医療を検討しよう

ゼオスキンは選択するプログラムによって、皮むけの程度が変わるドクターズコスメです。

自分に合った製品を選択することで、皮むけなどの副反応を軽減できる可能性が高まります。

少しでも副反応を抑えたい方は、より副反応が抑えられる製品や代替的な美容医療の選択肢を取り入れてみてください。

キュウエンクリニックでは、ゼオスキン以外にも多様な美容施術を提供しています。

例えば毛穴の改善を目指す方には、ポテンツァやダーマペン4などの施術がおすすめです。

「肌の悩みが絶えない方」「自分の肌に合った治療を受けたい方」は、キュウエンクリニックにご相談ください。

 

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