シミ取りレーザー後の経過|色素沈着やかさぶた・テープはいつまで必要か解説

シミ取りレーザーは、シミの原因となるメラニン色素にピンポイントでアプローチできる人気の美容治療です。
短時間で受けられ、ダウンタイムも軽めとされていますが、治療後の赤みやかさぶた、色素沈着の経過に不安を感じる方も少なくありません。
本記事では、シミ取りレーザー後の日数ごとの経過や色素沈着のセルフケアの方法を解説します。
施術を検討している方や、治療後の肌変化に不安を感じている方の経過を見極める参考情報としてご活用ください。
なお、シミ取りレーザーの施術について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
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シミ取りレーザー治療後の経過
赤みやかさぶた、色素沈着の変化には個人差があるため、正常な経過なのかと不安になるケースも珍しくありません。

ここでは、治療当日から2週間以降までの肌変化を時系列で解説します。
【治療当日〜3日目】赤み・ヒリつきが出やすい
シミ取りレーザー治療を受けて直後から3日目までは、赤みやヒリつき、軽度の腫れのような症状が現れる傾向があります。
レーザーの熱エネルギーによって皮膚に一時的に炎症が生じますが、シミ治療の過程でよく見られる正常な反応です。
この時期によく見られる症状としては、以下があげられるでしょう。
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赤み(ピンク〜赤茶色)
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ヒリヒリ感や軽いチクチクした痛み
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熱っぽさを感じる
- 乾燥しやすい状態
この時期は、洗顔やスキンケアを優しく行い、紫外線と摩擦を徹底的に避けることが重要です。
【4〜7日目】かさぶたが始められる、黒く変化する
4日目ごろから、レーザーで破壊されたメラニンが表面に浮き出て、かさぶたが黒っぽく変化していきます。
焦げたように見える場合もありますが、シミが体外に排出される正常な反応です。
4〜7日目にかけては、以下のような症状が現れるのが一般的です。
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シミ部分が目立つ、黒ずんで見える
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かさぶたの豊かさや範囲に個人差がある
- 剥がれ始める部分と、まだ残っている部分が混在する(ムラのある状態)
一部が自然に剥がれてきたり、洗顔時に取れてしまう場合もありますが、無理に剥がすのは絶対に避けましょう。
剥がすことで炎症が長引いたり、色素沈着が悪化するリスクがあります。
【8〜14日目】かさぶたが自然に消えた
治療から1週間ほど経つと、かさぶたが乾燥し、少しずつ自然に剥がれ始める時期に入ります。
剥がれた部分には、薄いピンク色をした新しい皮膚が現れますが、肌が回復し始めているサインです。
8~14日目にかけては、以下のような肌の変化が見られます。
- かさぶたがポロポロと自然に剥がれ落ちる
- 剥がれ方にムラがあることも正常の範囲内
- 新しい肌が赤みやピンク色を帯びて見える
この時期を乗り切ることで、色素沈着を最小限に抑え、肌の仕上がりにも差が出ます。
剥がす・こするなどの刺激は、色素沈着のリスクを高めるため、自然な回復を妨げないよう慎重に対応しましょう。
【15日目以降】肌が落ち着き、赤みや色素沈着が残るケースも
2週間を過ぎると赤みは落ち着き始めますが、一部に茶色っぽい色素沈着が残る場合もあります。
これは炎症後色素沈着(PIH)と呼ばれ、肌がダメージを修復する中で一時的にメラニンの過剰な生成が原因です。
新たなシミではなく、経過の一部であることがほとんどで、色素沈着は時間とともに薄くなる傾向があります。
ただし、紫外線摩擦、乾燥などがあると悪化・長期化する可能性もありますので注意しましょう。
「この赤み、まだ続くの?」「色素沈着かシミかわからない…」と感じたら、自己判断せず専門医の意見を聞くのが安心です。
シミ取りレーザー後の経過で頻繁に色素沈着は続く?
色素沈着はレーザーの熱刺激によって肌が炎症を起こし、一時的にメラニンの生成が進むことで起こります。
特に、紫外線・摩擦・乾燥などの刺激が加わると悪化しやすく、回復にも時間がかかるため注意が必要です。
とはいえ、過度に心配する必要はありません。
多くの場合、3〜6ヶ月ほどで自然に薄くなっていくとされており、体質やスキンケア次第では1〜2ヶ月で改善が見られるケースもあります。
ただし、以下のような日常的な行動は、色素沈着を引き起こす原因になるので注意が必要です。
- 紫外線を浴びたまま外出する
-
かさぶたを無理に剥がす・触る
-
摩擦の強いスキンケアやメイク
- 乾燥によって肌のバリア機能が低下している
なお、不安を感じた際は無理な判断はせず、早めに医師へ相談しましょう。
色素沈着を予防・改善するセルフケア方法
シミ取りレーザー治療後に起こる色素沈着は、多くの場合一時的なものであり、正しいセルフケアを継続すれば、徐々に改善が期待できます。
治療直後の肌はデリケートな状態のために、以下のように刺激を与えず「守るケア」を徹底しましょう。

洗顔後の保湿には、セラミドやヒアルロン酸配合の高保湿タイプの化粧品がおすすめです。
また、肌のターンオーバーを整えるには、十分な睡眠と栄養バランスとれた食事も大切です。
ビタミン類や鉄分、亜鉛の摂取を意識するとよいでしょう。
なお、自己判断でのケアに不安がある方は、オンライン診療の活用も選択肢の1つです。
シミ取りレーザー施術の料金と流れ
シミ取りレーザーに興味はあっても、費用や施術の流れが分からず、一歩を踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか。
当院では、明確な料金設定とシンプルな施術ステップで、初めての方でも安心してご相談いただけます。
治療内容 | レーザー光をピンポイントに色素(シミ)に反応させ、周囲の組織を傷つけることなく除去する。 |
治療の流れ | Step1:受付・問診票の記入 Step2:洗顔・メイク落とし Step3:カウンセリング Step4:医師による診察 Step5:施術 Step6:カフェスペースでリラックス |
治療期間 |
施術時間:10~30分程度 施術後の経過:2週間程度(15日前後) |
治療回数 |
1回~ ※シミの状態によって個人差がある |
費用(税込) | 顔(10個以内):38,500円 |
リスク・副作用 |
一時的な赤み・熱傷・炎症後の色素沈着・脱色肝斑・かさぶたなど ※2週間程度で治まることが多い |
なお、施術後の肌が敏感な状態でも、周囲を気にせずお過ごしいただけるプライベート感のあるカフェスペースを完備しています。
当院は完全予約制クリニックなので、24時間受付のWeb予約からお気軽にご相談ください。
シミ取りレーザー治療後のよくある悩み
ここでは、シミ取りレーザー治療後の悩みを、対処法をQ&A形式で分かりやすく解説します。
ご自身の状況と照らし合わせながら、安心してダウンタイムを過ごす参考にしてください。
かさぶたが消えてしまった際はどうすればいいですか?
かさぶたが剥がれてしまった場合は、 以下のような対応を心がけましょう。
- 剥がれた部分には触れず、常に清潔を保つ
- 低刺激タイプの保湿剤をやさしく塗布して乾燥を防ぐ
-
紫外線が直接当たらないように、マスクや日焼け止めでガード
赤みが出ていても多くは一時的な反応ですが、出血・ジュクジュク・痛みが強い場合は早めにクリニックへ相談しましょう。
テープはずっと貼っておいてもいいですか?
一般的には施術後3〜7日程度を目安として置いておくのが推奨されます。
テープを貼ることで、かゆみやストレスのリスクを軽減し、治癒をスムーズに進める効果があります。
ただし、剥がすタイミングや使用継続の判断は、医師の指示に従いましょう。
自宅では一時的に外しても問題ない場合もありますが、就寝時や外出時はテープを貼っておくと安心です。
ダウンタイム中のメイクやマスクは大丈夫?
基本的には、かさぶたが完全に剥がれ落ちてからメイクを再開するのがおすすめです。
レーザー照射後の肌はデリケートな状態が続くため、早すぎるメイクやマスクの使用は色素沈着や炎症のリスクを高める可能性があります。
メイクの注意点
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施術部位はかさぶたが完全に取れてからメイクOK
- 必要がある場合は、医師の指示のもと低刺激のミネラルファンデーション等を使用
- クレンジングは摩擦の少ないジェルやミルクタイプを選ぶと安心
マスクの注意点
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ガーゼ素材など肌に優しいタイプがおすすめ
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長時間の着用には、保護テープやワセリンでガードすると肌負担を軽減できる
シミ取りレーザー後の経過には個人差がある
本記事では、シミ取りレーザー治療後の一般的な経過や色素沈着の対処法、セルフケアのポイントについて紹介しました。
ダウンタイムの症状や回復のスピードには個人差があり、誰もが同じ経過をたどるわけではありません。
「赤みが引かない」「かさぶたの剥がれ方にムラがある」など、治療後の肌に不安を感じる場面もあるかもしれません。
ただし、多くは一時的なもので、適切なケアで改善が見込めます。
これから施術を検討している方も、すでに治療を受けて経過中の方も、少しでも不安や疑問があれば、自己判断せず専門医への相談をしましょう。
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